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H.A.Bノメルマガみたいなもの『うたのげんざいち遍歴』(カタリココ文庫)

当記事はH.A.Bが取次の新刊を案内する際に使用した文面をそのまま掲載しているものです。仕入れご希望の方は注文方法から、通常の購入をご希望の方は注文サイトから(いずれも末尾)ご購入ください。

中村佳穂+大竹昭子 『うたのげんざいち 遍歴』

著者 中村佳穂+大竹昭子

判型 文庫版(w105×h148mm)、並製、カバー無し表紙 NT ラシャ 130kg

頁数 80ページ

定価 1,100円(税込価格)

発行所 カタリココ文庫

編集 髙橋そう

編集協力 綾女欣伸 大林えり子(ポポタム) Yapi 合同会社

装幀+組版 横山雄

写真 沢野よい奈 高羽快

ISBN:なし

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配送日:2025年2月27日予定

 

【販売条件】

買切:70%

委託:80%

*直取引のみ。取次番線ではご注文いただけません。

 

 

約1 年半ぶりとなるカタリココ文庫の新刊は、ミュージシャン・中村佳穂と大竹昭子の対談集をお届けいたします。これまでカタリココ文庫では文芸、写真、美術に関わる表現者を取り上げてきましたが、ミュージシャンは初登場。近々開催される全国ソロホールツアー「中村佳穂 PIANO SOLO TOUR 2025」に合わせての刊行となります(ツアー前のサイン会を除き、ツアー初日に販売開始)。

 

中村と大竹がはじめて顔を合わせたのは、2022年2月の中村佳穂ソロライブ「うたのげんざいち2022 in 東京国際フォーラム ホールA」のパンフレットのための対談でした。カタリココ文庫0号の大竹と福田尚代の対話に衝撃を受けた中村は、対談の相手に大竹を指名します。大竹はそれまで中村のことを知りませんでしたが、音楽を聴いて興味を抱き、対談が実現、意気投合したふたりは引き続き対話を重ねました。

本書は、出会ってから2024年3月までに交わされた言葉の記録です。

ジャンルも世代も異なるふたりですが、共通するのは「空間」への関心です。ライブの際には必ず会場の下見を行うと中村が述べると、確かにあなたの音楽には空間を感じる、と大竹が応答、そこからさまざまなトピックが引き出されていきます。

油絵を描いていた中村が自分の軸は音楽にあると認識する10代のこと、日本語でポップスを作り、歌うことの難しさ、「音楽は自己表現ではない」という言葉の意味……。

 

中村によれば、これほど深く自分のことを語ったのははじめてだそうで、時間をかけて言葉を重ねたことが伝わってくる、小さいながらも希有な一冊になりました。

中村は2024年に事務所から独立し、新たな場所で活動をはじめました。それは音楽の質を保ち、自分自身が楽しんで歌える環境をつくるための選択でした。

中村佳穂ファンはもちろんのこと、いまの時代をどう生きるかという難問に直面しているあらゆる人々にとって、励ましの書となるでしょう!