当記事はH.A.Bが取次の新刊を案内する際に使用した文面をそのまま掲載しているものです。仕入れご希望の方は注文方法から、通常の購入をご希望の方は注文サイトから(いずれも末尾)ご購入ください。
『ららほら2 震災後文学を語る』
編著者:藤田直哉
装丁:中村圭佑
発行:双子のライオン堂
ページ:208
価格:1500+税
ISBN:978-4910144061
配送日:2022年1月17日(月)ごろ初回発送予定
【販売条件】
買切:70%/委託:80%
*取次流通あり。
<概要>
双子のライオン堂で行われた、表題をテーマにした全六回の対談イベントの集成本。参加者との対話も多く収録されています。「1」巻は饗文社より2019年に刊行されていますが、「『ららほら』は、東日本大震災を経験した人たちの書く小説を多くの人と共有するために、新しく創刊された文芸誌です」と表明されているとおり、(対談メインでもあり)「2」単体で成立する内容となっています。
時期的に本書内で言及されていない(はず)ですが、くどうれいんさんの『氷柱の声』(講談社)が芥川賞候補になった記憶も新しく、10年後に初めて語れるようになる文章もあるだろうと思います。
詳細はライオン堂からの公式リリースもご参照ください。
https://www.value-press.com/pressrelease/287794
(目次)
批評家 藤田直哉企画編集の文芸誌。第二弾は震災後文学を語る対談集。
第一回 震災後文学を日本文学に位置づける
仲俣暁生×藤田直哉(円堂都司昭/坂田邦子/長瀬海/藤井義允/竹田信弥)
第二回 東日本大震災と、芸能の力
矢野利裕×藤田直哉(杉田俊介/円堂都司昭/荒木優太/仲俣暁生/坂田邦子/片上平二郎/藤井義允/今藤晃裕)
第三回 震災後文学とアナーキズムと反出生主義
荒木優太×藤田直哉(宮本道人/仲俣暁生/檀原照和/長瀬海/西崎航輝(ソーシャルディア)/藤井義允/竹本竜都)
第四回 なぜ二〇一〇年代の日本文学はディストピアが主流になったのか
円堂都司昭×藤田直哉(仲俣暁生/片上平二郎/西崎航輝(ソーシャルディア))
第五回 文学の自由と倫理ーー『美しい顔』をめぐって
長瀬海×藤田直哉(円堂都司昭/パヴォーネ・キャーラ/高田雅子/竹田信弥)
第六回 震災後文学と東北文学ーー木村友祐作品をめぐって
杉田俊介×藤田直哉(吉田威之/スズキロク/竹田信弥)
付録
震災後文学年表 作品リスト
その他、近隣の取扱書店の店頭およびwebショップもご利用ください。
コメントをお書きください