“自分としては、ただ生産性のない日々を生活しているだけなのです”
奈良県東吉野村。人口一七〇〇人の村の山あいの、道から離れその先の、川にかかる橋を渡った石碑の隣。ひっそりとたたずむ一軒家、人文系私設図書館「ルチャ・リブロ」。
自宅を開放して図書館を運営する夫婦がその生活を綴った一年間の日記に、書き下ろしエッセイと、山地での生活を考察した草稿「研究ノオト」を追加収録。
山學ノオト
著:青木真兵 海青子
装丁:武田晋一
出版:エイチアンドエスカンパニー(H.A.B)
本体:1800円+税
判型:四六版変形(120☓170mm)
デザイン:並製・雁垂れ・表紙箔押し・“小口”アンカット
ISBN:9784990759636 Cコード:0095
発売:2020年10月上旬
流通:取次流通あり。直取引あり。
*注文情報・取り扱い書店・イベント情報はページ末尾にまとめております。
青木 真兵(あおき・しんぺい)
一九八三年埼玉県生まれ。人文系私設図書館Lucha Libro(ルチャ・リブロ)キュレーター。
古代地中海史(フェニキア・カルタゴ)研究者。障害者の就労支援を行いつつ、大学等で講師を務めている。
オムライスラヂオの配信をライフワークとしている(https://omeradi.org/)。
青木 海青子(あおき・みあこ)
一九八五年兵庫県生まれ。七年間、大学図書館司書として勤務後、東吉野へ。
現在は私設図書館を営みながら、お針で手間賃をもらう。
(目次)
はじめに
エッセイ:生産性のない日々
日記:2018/12
エッセイ:すぐ死んじゃうイメージ
日記:2019/1
エッセイ:うっとりと、一遍上人
日記:2019/2
研究ノオト:「土着」するーー資本主義との距離感を掴む
日記:2019/3
エッセイ:おすそ分けの距離
日記:2019/4
日記:2019/5
研究ノオト:リカバリーカレッジとしての山學院
日記:2019/6
エッセイ:洗練と土着と、山學と
日記:2019/7
エッセイ:山中他界とルチャ・リブロ
日記:2019/8
エッセイ:儀式で遊びで、救済で
日記:2019/9
エッセイ:どこに居たって暮らしはある
日記:2019/10
研究ノオト:山という「異界」
日記:2019/11
エッセイ:見えない心と見えない身体
日記:2019/12
エッセイ:山村デモクラシー
あとがき
オムライスラヂオ年表:2018/12〜2019/12
(ご注文)
取次経由:全ての総合取次からご発注いただけます。番線にてご注文ください。(返品条件付き委託)
直取引:取次口座の有無に関わらず弊店と直取引にてご注文いただけます。詳細はこちらをご確認ください。
(取り扱い店舗)
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更新日:2020/10/3
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【直販】
【奈良】
奈良蔦屋書店(奈良県奈良市)
とほん*(奈良県大和郡山市)
棚音文庫*(奈良県)
【東北】
まわりみち文庫*(青森県弘前市)
曲線*(宮城県仙台市)
乃帆書房*(秋田県秋田市)
【東京】
NENOi*(新宿区西早稲田)
SUNNY BOY BOOKS*(目黒区鷹番)
Title*(杉並区桃井)
Amleteron*(杉並区高円寺)
書肆スーベニア*(墨田区向島)
B&B*(世田谷区代田)
七月堂*(世田谷区松原)
かもめブックス(東京都)
サンブックス浜田山(東京都)
ジュンク堂立川店(東京都)
丸善津田沼店*東京都)
銀座堂書店朝日新聞本社店(東京都)
増田書店(東京都)
隆文堂(東京都)
東京堂書店(東京都)
ジュンク堂書店 池袋本店(東京都)
本屋イトマイ*(東京都板橋区)
紀伊國屋書店 新宿本店(東京都新宿区)
今野書店(東京都杉並区)
YATO*(東京都墨田区)
丸善丸の内本店(東京都千代田区)
タコシェ*(東京都中野区)
ブックファースト中野店(東京都中野区)
BOOKSHOPTRAVELLER*(東京都世田谷区)
双子のライオン堂*(港区赤坂)
【関東】
PEOPLE BOOKSTORE*(茨城県つくば市)
有隣堂横浜西口店(神奈川県)
ポルベニールブックストア*(神奈川県鎌倉市)
本屋・生活綴方 *(神奈川県横浜市)
たらば書房*(神奈川県鎌倉市)
くまざわ書店武蔵小金井店(東京都)
ふやふや堂*(群馬県桐生市)
本屋Lighthouse*(千葉県船橋市)
kamebooks*(千葉県)
【中部】
ON READING*(愛知県名古屋市)
ちくさ正文館(名古屋市千種区)
七五書店(名古屋市瑞穂区)
トンガ坂文庫*(三重県尾鷲市)
丸善松本店(長野県松本市)
【関西】
MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店(大阪市)
ジュンク堂大阪本店(大阪市)
リーディングスタイルあべの(大阪市)
スタンダードブックストア*(大阪市天王寺区)
ジュンク堂難波店(大阪市浪速区)
Calo Bookshop & Café*(大阪市西区)
FOLK old book store*(大阪市中央区)
blackbird books*(大阪府府中市)
長谷川書店水無瀬駅前店*(大阪府三島郡)
開風社 待賢ブックセンター*(京都市上京区)
ホホホ座浄土寺店*(京都市左京区)
蔦屋京都岡崎店(京都市左京区)
丸善京都本店(京都府)
レティシア書房*(京都市中央区)
1003*(兵庫県神戸市)
ジュンク堂姫路店(兵庫県姫路市)
ジュンク堂三宮店(兵庫県神戸市)
【中国】
一月と六月(鳥取県境港市)
丸善広島店(広島県広島市)
【四国】
本の轍*(愛媛県松山市)
本屋lunuganga*(香川県高松市)
【九州】
ジュンク堂福岡店(福岡県)
taramu books & café*(福岡県大牟田市)
MINOU BOOKS&CAFÉ*(福岡県うきは市)
ひなた文庫*(熊本県菊池郡)
長崎次郎書店(熊本県)
長崎書店(熊本県)
【イベント】
リードブックス*(イベント)
(イベント情報)
2020/12/5(土)
青木真兵×木ノ戸昌幸トークイベント
公共と境界 『山學ノオト』出版記念 青木真兵×木ノ戸昌幸トークイベント
場所:誠光+オンライン
チケット購入はこちらから
今回は『山學ノオト』でも引用されている『まともがゆれる ―常識をやめる「スウィング」の実験』(朝日出版社)の著者、木ノ戸昌幸さんとのトークイベントです。青木さんは木ノ戸さんの活動、考えに大きな影響を受け、自身の主催する「土着人類学研究会」のゲストとして木ノ戸さんをお招きしたこともあります。現在、木ノ戸さんはご自身が主宰するNPO法人スウィング内に、図書館をつくるプロジェクトを進められています。
(終了したイベント)
2020/11/6(金)
光嶋裕介・青木真兵
『山學ノオト』出版記念イベント「ポエジーとテクノロジー」
場所:奈良蔦屋書店+オンライン
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青木さんと光嶋さんは、青木さんが東吉野に移り住む前から付き合いのある「同志」の関係。ルチャ・リブロの活動を通じて「土着」の思想を深めている青木さんと、建築やドローイング、執筆など数値化できない「ポエジー」を形にし続ける光嶋さん。「土着」と「ポエジー」は、どうすれば現代社会において存在できるのか。両者をつなぐテーマとして、一見関係のないように見える「テクノロジー」をキーワードに語り合います。
2020/11/7(土)
磯野真穂×青木真兵
『彼岸の図書館』増刷記念ツアー「お元気ですか」online⑧ 生活と研究
場所:オンライン
チケット購入はこちらから
お互い研究者として、生活と研究の両立を模索しているお2人。大学の外に出るとはどういうことなのか。どうすれば生活からかけ離れることなく、地に足のついた研究ができるのか。
2020/11/8(日)
青木真兵×百木漠
「僕らのVita Activa—マルクス・アーレント・網野善彦」『ポストコロナ期を生きるきみたちへ』『山學ノオト』出版記念
場所:大垣書店高野店
店頭・電話申し込み中。オンライン開催の詳細などは後日発表。現在はこちらへお問い合わせください。
2020/10/18
オムライスラヂオ特別編「H.A.Bノ冊子フェス」(山學ノオト出版記念)
そこから毎週水曜日にお届けしている「オムライスラヂオ」が特別編として約6時間!の長丁場で開催です。
パーソナリティ二人が、新刊『山學ノオト』を連載している「H.A.Bノ冊子」より、それぞれがZINEを発行していたり、作家デビューしているゲストが代わる代わる登場。
ワンチケットで入退場自由なので、日曜ラヂオ感覚で全部みても、お好きなゲストだけ閲覧してもOKです。
チケット購入はこちらから(購入期限10/14まで)
1_イベントのみチケット
2_書籍付きチケット